飛べ!鶴直人

2017/11/20

ここ20年の阪神生え抜きで一番の投手は?と聞かれると、井川慶か藤川球児がパッと頭に浮かんできて、選ぶのは間違いなく藤川球児です。


当然いずれもメジャーに渡るだけの実力を持った球界のスター選手だった訳ですが、井川については印象があんまりよろしくない。一軍で活躍したての時に東京ドームの巨人相手に奪三振ショーしたあたりがファン的にはピーク(笑)で、確かに20勝しましたが例えば優勝した日のビールかけを欠席したり、終盤の勝負所で痛打されても悔しそうな顔ひとつせず「ゲームは作ったんで…」みたいなコメントするなどファンをイラつかせるには充分なやつでした。私的に極めつけは6回終わって8-0くらいで勝ってた試合を7回でひっくり返され激怒の余りに近所のパチンコ屋へ走りそこから8万円負けた日。あれ以来井川を見る度に「8万返せ!」と罵りたくなるのは、まぁ完全に私が悪いんですけどね(笑)


とはいえ岡田監督なんかは年間200イニングを計算出来る貴重な投手と絶賛していますが、活躍すればそれが当たり前となり更に上を要求してしまう贅沢なファン心理もあったのでしょう。甲子園で井川が交代する時に阪神ファンが盛り上がるなど当時は私もその一員でしたが、今思えば少し可哀想な部分もありました。


さて次は藤川球児。プロの選手がストレートを待っているのに空振りしてしまうという有り得ない球を投げたプロ野球の歴史に名を残す選手が我らのタイガースから出てきました。メジャーに渡る前にもストッパーとして活躍していましたが、本当に凄かったのはJFKとして8回を担当していた時。プロの打者をしてボールの二つ上をスイングして、それで当たらなければその日は無理と言わしめたストレートは相手打者が驚いているのがテレビを見て分かったくらいです。ここ数年はフォークとのコンビネーションで三振を奪っていたイメージですが、登場曲も含めてタイガースファンとしては最高のイメージが残っています。惜しむべくは矢野の引退試合のみ…


さて井川慶も藤川球児も高卒で入団して暫くは鳴尾浜の日々が続きましたが、藤川球児は松阪世代で松阪のライバルとして入団も1年目なんかストレートの球速は135前後、線も細くて何処が松阪のライバルやねん!と思ったものです。それがちょこちょこと一軍の試合に出ては145くらいの球は投げるも痛打されていたのですが、ある日いつものように二軍から上がってきた中日戦で、私は藤川球児が投げる凄まじいストレートを目の当たりしたのでした。


かなーり前ふりは長くなりましたが、先日の横浜戦、その中日戦での藤川球児とまでは言いませんが、明らかに今までとは違う鶴がいました。球速も私が見た限りの過去最高が出ていましたし、打者を見下ろす様な雰囲気さえ感じました。藤川同様の高卒ドラ1の選手、やってもらわなければ困ります。セットアッパーの福原不在の今、虎投手陣の救世主として羽ばたいてもらいたいです。


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